長い冬が終わり、アウトドアに出かけたくなる新緑の季節になりました! NY近郊のキャンプ場もメモリアルデーからいよいよオープン。そこで今回はキャンプ場に関するお話しです。
キャンプ場は大きく2種類、Public (公設)とPrivate (私設)に分けられます。Publicは国立公園内、州立公園内、州立森林内、市町村立 公園内などがあり、一番身近で一般的なのは 州立公園内に設置されたキャンプ場です。Publicだけあって料金も安くお手頃ですが私設のキャンプ場に比べるとトイレやシャワー、 洗い場などの設備は劣ってしまいます。NYエリアのPublicのキャンプ場は大部分はメモリアルデー・ウィークエンドにオープンしてレイバーデー・ウィークエンドでシーズンエンドになりますので、それ以外のシーズンですとPrivateに泊まることになります。設備やシーズンを事前にウェブサイトや電話で確認すると良いかもしれません。
キャンプのスタイルは大きく分けてバックパック・キャンプとカー・キャンプの2種類です。バックパック・キャンプは必要な荷物を背負い 歩いてキャンプサイトに到達するもので、運べる荷物に限りがある為、荷物は最小限で道具もバックパック用のものを用意することになります。カー・キャンプはキャンプサイトに車で乗り入れられる一般的な楽ちんキャンプスタイルです。 こちらは車に積めるだけ持っていけるので、より快適にアウトドアがエンジョイできます。
キャンプサイトは、(特に州立公園内などは) 多少草が刈り込まれていたり砂利が敷いて あったりはしますが、自然の地形そのままですので、選ぶサイトによっては全体が傾斜地になっていたりデコボコだったりするものもあります。予約を取る際にキャンプサイトに電話をして、平らで使い勝手の良いサイトを教えて もらうと良いでしょう。地形だけでなくサイトによってはトイレが目の前にあったりして、臭いだけでなく照明や足音やドアの開閉音などが気になる場合もあります。トイレは近すぎず遠すぎず、洗い場(水栓)は近めが オススメです。
キャンプ場選びでもう一つ大事なことは飲酒やペットがOKかどうかを確認することです。Privateは大部分がどちらもOKですがPublicは 場所によって勝手が違います。NY州の州立公園は飲酒・ペット共にOKなところが多いのですが、NJの州立公園はどちらもNGなところが多いようです。PAの州立公園はペットはOKで飲酒がNGというところが多いような気がします。
せっかくの楽しいキャンプが飲酒違反罰金や強制退去などの嫌な思い出にならないように気をつけてください。またペット(犬)を連れて行く際には、ほぼ全てのキャンプ場で狂犬病予防接種の証明の提示を求められますので用意しておきましょう。
その他注意することは、ほとんどのキャンプサイトでは1サイトにテント2つ、車2台、人数6名の制限がありますので、それを上回る場合はもう一つ予約することになります。また夜10時以降はQuiet Timeになりますので、大声を上げたりしないよう気を つけましょう。厳しいキャンプ場では監視員が上記をチェックしています。
次回は道具に関するお話しをしたいと思います。
キャンプ場探しと予約に便利なサイト
*Public
http://www.reserveamerica.com/
http://www.recreation.gov/welcome.do
http://nysparks.com/camping/campsites/default.aspx
*Private
http://www.gocampingamerica.com/
@お知らせ
最近ウエストチェスターの日本人コミュニティに、ハリソンのパーソンズ校に日本人 生徒が増えすぎているので、学校が日本人生徒の転入を拒否していると言う噂が広まっています。何故かこの噂が数年毎におきていますが、ウエストチェスターの現地校の 場合、その学区に居住してる子供は人種に関係なくその学校に行く権利があり、また 学校も受け入れる義務があります。
5~6年前にもこの噂が広まり当時の校長先生が日本人父兄を集めて、事実無根であり どの国の生徒も歓迎していますとご説明をされました。なぜ日本人間だけに噂が出るのか不思議なのですが、これは事実ではないのでご注意して頂きたくお知らせ致します。
今週の「米語Watch」です。