ロングアイランド ナッソー郡は3つの半島が 突き出ています。その一番東側がOyster Bay。かつてTheodore Roosevelt 大統領の夏の邸宅があった街は,今もその頃と変わらないのどかな佇まいを残しています。Sagamore Hillと 呼ばれる優雅な邸宅 は現在修復中で残念ながら閉鎖中ですが、 この夏7月に綺麗に修理されて再オープンの予定です。また改めてご紹介します。
街の名前の由来でもある地元産のOyster、Pine Islandは100年前に地元の漁師 が養殖を始めたのが今に至っています。肉厚で甘くて、さらに今年は豊漁です。現在もNYS内で提供されるOyster の90%はLong Islandで養殖されているそうです 。
そのOysterをはじめとする、豊かな海の幸を味わえるのがTeddy Bairの名前の由来にもなった26代目大統領の写真やイラストが壁狭しと貼られている Canterbury Ales Oyster Bar – 30年以上にわたり常連達に愛されているレストランです。
地元のビジネスマンで賑わうバーエリアでは100種類を越えるビールが楽しめます。
牡蠣もお勧めですが、日本では生で食べる事の珍しい蛤、ロングアイランドの地名でもあるLittle Neck Clam は潮の香りと歯ごたえが我々日本人にはたまりません。Oysterは生で食べるだけでなく、Roast やFried、ソースも様々です。
日本から来たお客様をご案内するのにも最適な、アメリカの歴史を感じるレストラン バーです。
Canterbury Ales Oyster Bar
http://www.canterburyalesrestaurant.com/
46 Audrey Avenue, Oyster Bay, NY 11771 (516) 922-3614
Main St.とAudreyの角にある雰囲気のあるワインバー Wild Honeyは毎晩地元の紳士淑女で溢れています。
Creative American と銘打ったメニューは、
ヨーロッパや南米のエッセンスも取り入れたユニークなものです。中でもお勧めはIron Skillet Mussels。 通常はワインやブロスでスチーム料理が多いMusselsを、鉄鍋で焼き付けバターソースを沿えて出すこのメニューはムール貝の味が凝縮され、絶品です。
地元の野菜をふんだんに使ったサラダの数々をはじめ、シェフのセンスは洗練されて
いて、田舎町のビストロとしては驚かされます。ポートワシントンにも姉妹店があり ます。
Wild Honey Dining & Wine Bar
http://www.wildhoneyrestaurant.com/home.html
1 East Main Street, Oyster Bay, NY 11771 (516)922-4690
Oyster Bayの街は10分も歩くと終わってしまう小さな街 ですが、個性的なお店もあります。
素敵なアンティーク屋さんかとも思うMill Pond Consignment は、地元のお金持ちが使わなくなった食器や家具をリセールする、いわば中古品屋さん。手頃な価格で素敵な家具や食器が手に入れられます。オーナーのTracyさんに探しているものを説明しておくと、入荷した際に
連絡をくれます。
他にもOyster Bayには,昔ながらの時計修理屋さんや
ロングアイランドで作られた物を集めたお店などが並び、歩いていると懐かしい感じのする街です。ビリージョエルがオーナーのバイクショップもあります。
小春日和の週末には、是非一度足を運ばれてみて下さい。
今週の「米語Watch」です。