Pound Ridge にあるフレンチレストラン “the inn”

frontハイウエイの#684を北上し、Exit 4 Katonahで降りてローカル道(#172)を走ること約10分、左側にある小さな民家のような風情の建物が 今回ご紹介する、“the inn” です。

このレストランは、マンハッタンでは大人気で予約が取れないと評判の“Jean-Georges”が コンテポラリーレストランのコンセプトで郊外にオープンしました。name board
名前の通り以前は「Bed and Breakfast」のホテルだったそうですが、もとは1833年に民家として建てられたので、レストランに改築する際にも、なるべくオリジナルに近い建材を使用し、建物の持ち味を維持されたそうです。

dining1the innにはランチとディナーのサービスがあり ますが、私達はディナーに行ってみました。1ヶ月前でも5時の予約しか取れなかったので、そんなに込んでいるのか半信半疑でしたが、5時のオープン時には着飾った人たちが、沢山現れたので驚きました。
店内はいくつものフロアーに分かれていて、暖炉 が4つ、大きなバーも2つありますが、それぞれのレイアウトが違うのでとても落ち着きます。

メニューはコンテンポラリーでアペタイザーにはピザもあります。
私達は、アペタイザーにTuna Tartare, AvocadoW/Ginger sauce (ツナタルタル)、Gulf Shrimp Salad (シュリンプサラダ)、Cracking Calamari w/Yuzu Dipping Sauce(フライドカラマリ)、Foie Gras Terrine(フォアグラのテリーヌ)をオーダー しました。

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ここのツナタルタルは評判の一品だそうで、ツナの臭みもなくあっさりとして美味しかったです。シュリンプサラダも野菜がフレッシュでソテーされたシュリンプとの相性も良かったです。一番感動したのはフライドカラマリで、外はかりっと中はソフトに揚げたカラマリを、ゆずフレーバーのホイップしたディップソースにつけて食べますが、 本当に美味しくて止められませんでした。また、フォアグラのテリーヌも絶品で、臭みもなくあっさりと仕上げてあり「さすが!」の感がありました。

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メインはParmesan Crusted Organic Chicken(チキンのパルメジャンチーズソテー)、Prosciutto Wrapped Berkshire Pork Chop(ポークのプロシュートハム巻)、Rigatoni W/Meatballs(ミートボール入りパスタ)で、チキンは外はパリパリ、中はジューシーでレモンソースの酸味がチキンと良くあっていました。ポークチョップは 厚切りでボリュームがある一方、肉質がテンダーでラップしてある薄切りのプロシュートハムとも口の中で程よく溶け合い、絶妙な味です。パスタはイタリアンレストランのような濃厚さはなく、ミートボールもあっさりとしていて美味しかったです。

どのディシュにも、繊細な味付けと上手な素材の組み合わせが感じられ、満足感がありました。dessert2

デザートは、ケーキなど数種類ありますが、どれも甘さは強かったです。その中に野菜のRhubarbを使った珍しいシャーベットがあり、酸味の中にほのかな甘みのある独特な味は癖になりそうな感じでした。

ちょっと気取りたい時のランチやディナーに、“the inn”はいかがでしょうか。

258 Westchester Ave, Pound Ridge, NY 10576
(914) 764-1400
http://www.theinnatpoundridge.com/

今週の「米語Watch」です。

コラム米語Watch 6-6-14

カテゴリー: レストラン フランス料理 タグ: パーマリンク

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