今回は1996年、オーナーシェフ Derrick Dikkers 氏が Mamaroneck Ave. にオープン したチャーミングな佇まいで、南仏の空気が漂う “La Provencal Bistro” をご紹介します。
店内のバターイエローの壁には地中海に面した フランス南東部地方、プロヴァンスの風景写真や新進芸術家の大小の絵画が飾られ、プロヴァンスのノスタルジアを感じさせる、とても落ち着いた雰囲気です。
さっそく、アペタイザーとメインの2コースランチ($17.95)をオーダーしてみました。アペタイザーには “Wild Mushroom Soup”と“Mussel (ムール貝) Soup”、メインには “Jumbo Lump Crab Cake”, “ Sauteed John Dory (マトウダイ)”, “Sliced Steak Sandwich”です。(ただしこれらのメインは+$5.でした。)
Wild mushroom soup は、クリーミーでとてもコクがありパーフェクトな味付けで した。Mussel soup はムール貝にベーコン、リーキ (西洋ネギ、リークとも)、人参、
インゲン豆などが入り、軽いクリーミー味で、両スープともとても美味しかったです。寒さが堪えるこの冬にはお勧めの一品です。
たっぷりとカニ身が入ったCrab cakeは滑らかな舌ざわりで、濃厚なカニの味わいが 楽しめます。添えられたメスクラン、プロヴァンス風ミックスサラダがその味を引き立てます。John Doryは軽くソテーされていて、それ自体は淡白な味わいですが、上にかかっているやはりソテーされたトマト、バジル、ガーリックとナスのパテ風との相性が絶妙で美味しくいただきました。
Steak Sandwich はお肉が well-done で(medium-wellで注文したのですが)やや味けなく、添えられたポテトフライはとても細く、期待したほどではなかったです。ただ、サンドウィッチに使われたバケットはガーリックとオニオンで味付けされていて、美味しかったです。
デザートに “Profiterols with vanilla ice cream ($9.)” を頼んでみました。シュークリームのパフ皮にバニラアイス クリームを挟み、温かいチョコレートソースがかかっています。ボリュームがありますが、チョコレートソースとバニラアイスのコンビネーションが良く美味でした。
2コースランチにデザート、コーヒーなどを入れると、
やや高めのランチになるかもしれませんが、一度試してみてはいかがですか。
http://www.provencalbistro.com
436 Mamaroneck Avenue Mamaroneck NY 10543
Tel: (914) 777-2324
今週の「米語Watch」とお知らせ掲示板: