アメリカ人にとって大事な祝日であるThanksgiving Day(感謝祭)は、イギリスからマサチューセッツ州、プリマス植民地に 移住したピリグラム・ファーザーズの最初の収穫を祝う行事から始まったとされています。ピリグラムがプリマスに到着した1621年の冬は厳しく、大勢の死者を 出したが、近隣に居住していたインディアンのワンパノアグ族の助力により生き延びたので、翌年秋の収穫後、彼らを招待して神の 恵みに感謝し共にご馳走を戴いたとされています。そして現在もたくさんの親族や友人が集う大規模な食事会として受け継がれ、大切な家族行事のひとつとなっています。
我が家の感謝祭は主人の実家に集まるのが 恒例で、毎年New York CityやWestchesterに住んでいる家族や親戚、総勢18人も集まります。感謝祭ディナーのメニューはどの 家庭も殆ど同じでメインのローストターキー、クランベリーゼリー、マッシュポテト、 パンプキン、スタッフィング、インゲン豆やSnow pea、人参、かぶ、など大地からの 収穫を祝う食事のため野菜が主になります。
パンもコーンブレッドやポテトブレッドを作ります。
我が家の場合殆ど義理の母とおばさんが前日から作りますが、量が多いので大変 です。
今年は私もスコッチエッグを作り 持参したところ、大好評でした。味も 美味しかったそうですが、感謝祭の定番料理以外のものだったので、新鮮だったようです。
通常食事会は午後2~3時から始まり、 久しぶりに集まった家族たちと食事や 会話を時間を掛けて楽しみます。
最後にデザートとして、チョコレート プディング、パンプキンパイが出て、皆大満足でそれぞれ家路に着きました。
感謝祭は家族の大切さ、思いやり、つながりを感じる大事な機会です。私もいつか自分の家で感謝祭が出来るよう、来年は義母からターキーの焼き方を習いたいと思いました。