「あ〜、食べたい!!」と無性に思う時がある食べ物の一つがラーメン。美味しいラーメンを食べるには遠方まで行かないといけなかったのが、なんと、ウエストチェスター・ハーツデールにオープンしたとの朗報を聞き、早速「紀州屋」に期待も大きくお腹をすかして食べに 行ってきました。
場所はセントラル・パーク・アベニュー (100番)沿いの、東京海上の入るビルと同じ並び南隣のモールで、駐車場も充分な広さがあり、駐車には困りません。
日本人の共同経営と聞いたので、店先に赤い暖簾がひらひらたなびくラーメン屋さんかな、と勝手な想像をしていましたが、店内はモダンで 清潔感ある明るい店でした。たくさんのテーブル席と一人でも気軽に食べられるカウンター席があり、ガラスで仕切られたオープンキッチンは調理がよく見えますが音は聞こえず、動と静がうまくマッチしているように思いました。
何はともあれ、大事なスープと麺。お味はしょうゆ豚骨、みそ、塩、そして担々麺もありました。 店名にもある、紀州和歌山出身のシェフの一番のこだわりが、しょうゆ豚骨だと聞きそれをオーダーしました。
麺の茹で加減はちょうどよく、スープは、色から想像した味と少し違い、比較的あっさりさっぱりの味でした。トッピングも定番の焼き豚、なると、ねぎ、海苔などが入っていましたが、私はとろりとして、ほどよく味付けしてある煮卵が気に入りました。
ただ、同じオーダーでもトッピングの仕方がばらばらだったので、忙しい中でもトッピングの盛り付けにもう少し配慮があると、見た目でも美味しさを感じられたのにと残念に思いました。
アペタイザーのブラックペッパー・ウイングは少し私には甘めでしたが、小ぶりで食べやすいサイズでした。餃子、から揚げ以外にも、サマーロール、紀州タコスなどいろ いろなアペタイザーもありました。値段は、しょうゆ豚骨で一杯$10.70とNYCに比べてお手頃です。明るくフレンドリーなスタッフもとても好感がもてました。NYCにある元気な掛け声溢れるラーメン店もいいですが、こちらは郊外の店舗らしく、落ち着いて食べられました。
ただ、開店して間もないせいか、オーダーの品が出てくるまで思った以上時間がにかかっていたので待っている人が多く、ランチタイムが限られたビジネスマンの方々が落ち着かない様子なのを目にし残念でした。ラーメンはサッと出てくるものと思っているだけに、そこは是非、改善して頂きたいと強く期待します。
ハーツデールのラーメン店“紀州屋”、ご家族でお試し下さい。
http://www.kishuya.com
163S Central Park Avenue Hartsdale, NY
914-949-0600