1970年から80年代にかけて、一大旋風を巻き 起こした 「べにはな」 は、鉄板焼きをお客様の 前でパフォーマンスをしながら提供する新しいスタイルで、それを始めた初代オーナーのロッキー青木は一躍時の人となりました。その後、寿司ブームに押されて、今では鉄板焼きレストランを探すのも大変ですが Westchester の Port Chester に “edo” があると知り、さっそく行ってみました。
お店は Home Depot の隣のショッピングセンターの角に、ひっそりと佇んでいますが、中にはいるとびっくり。週末の為か待合室まで沢山の人で溢れていました。
テーブルは2つが背中合わせになっていて、各テーブルに10人は座れるようになっています。それが12ぐらいあり、どこもぎゅうぎゅうづめの満席でした。
メニューは一品もありますが、Hibachi Complete Dinner が人気です。これは、スープ、サラダ、アペタイザー、メイン、デザート(アイスクリーム)がコースになっています。
メインには、チキンやサーロイン、シュリンプ、ロブスターなど10種類ほどあり、それぞれの価格設定になっています。私達はサーロイン、シュリンプ、フィレミニオンをオーダーしました。
鉄板で料理をしてくれるシェフは多国籍(?)ですが、ナイフとフォークの手さばきも鮮やかに “ズキニーの口キャッチ” や “ファイヤー!” などのパフォーマンスでお客を楽しませてくれます。特に“ファイヤー”は突然火柱が上がるので、小さな子供はびっくりして泣いたりしますが、大人は大喜びで歓声と拍手で盛り上がります。
添えられている2種類のたれ(しょうゆ味ゴマ味)を始め、スープはあっさりお澄まし味、サラダのドレッシングはオレンジベースのジンジャードレッシングと、伝統のヒバチスタイルを継承していて美味しかったです。
アペタイザーはシュリンプで、そのあと何故か具の入っていない焼きそば、そして玉ねぎ、ズキニー、なす、 マッシュルーム、ブロッコリーの野菜が出て、メイン ディッシュになります。この間にも“ファイヤー”が何度かありサービス満点で、お客を飽きさせません。鉄板焼きの味付けは塩としょうゆがベースですが、濃くなく 美味しかったです。
最後に、6ドルの“ハッピーバースデー”を頼みましたら、 チーズケーキと共に大黒様にろうそくが1本立ったお皿が出てきて、お店のシェフが勢ぞろいして一斉に歌を歌い出しました。
言葉は聞き取れず、節もリズムもなくただ、ウォウ、ウォウと言うだけの不思議なお囃子でしたが、後で写真が貼られた台紙をみましたら、「花は霧島 タバコは国分~」と小原節のつもりだったとわかりました。多国籍シェフ軍団なら仕方がないのかなと思いましたが、ちょっぴり残念でした。
パフォーマンスと食事の二つを楽しめますので、是非ご家族でお試し下さい。
そして、機会がありましたら、“ハッピーバースデー”も聞いてみて下さいね。
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