欧米には“Spring cleaning(スプリング・クリーニング)”という言葉があり、冬の間に使用した衣類の衣替え、クローゼットのかた付けや暖炉の掃除などをこの時期に行います。
気候が暖かくなり、大きく窓を開けて掃除をするのは気持ちが良いものです。
家の中の掃除もそうですが、庭もスプリング・クリーニングといって、冬の間に溜まった落ち葉や枯れ枝などを3月末に掃除し、春の到来を待ちます。
芝の手入れは、3月末から4月上旬にかけて通気性を高めるためスパイクを使ったエアレーション、冬に枯れてしまった茎や葉を取り除く、熊手(レーキ)でのクリーニング、更に地面のデコボコを埋めるための土をかぶせ、種蒔きと続きます。
庭師が庭のメンテナンスをする場合でも、芝の水撒きはテナントの責任になります。
スプリンクラーが設置されている場合は、業者に栓を開けてもらいましょう。
また、スプリンクラーのない場合でも、ホースにつなげる間易スプリンクラーが市販されていますので、これを利用すると手間が掛かりません。
退去時に庭の芝や庭木が枯れていた場合には、修復費用を敷金から引かれてしまうことになりますので注意しましょう。 もしきちんとメインテナンスをしているのに異常があった場合は、放置しないで大家さんに報告されることをお勧めします。
また庭木も家の財産になります。家主の許可なくテナントが勝手に切ったり、剪定することは出来ませんので、気をつけましょう。
樋の掃除も春、秋の2度行いますが、素人では大変なので 庭師に依頼することをお勧めします。大家さんとの契約に含まれている場合には、庭師がきちんとしたか、確認をして下さい。これを怠りますと、樋に溜まった枯れ葉の為に雨水が流れず、屋根からの雨漏りの原因になります。
普段忘れがちになりやすいのが網戸。家のなかに新鮮な空気を取り入れるためにも網戸のクリーニングは欠かせません。網戸を外し平面に置き、両面をソフトブラシで汚れを落とします。水溶液を使った場合は必ず完全に乾燥させてから取り付けましょう。
夏の訪れの前に冷房のフィルターの交換もお忘れなく。
汚れたフィルターでは冷房の効率が下がり、無駄な電力を使ってしまいます。フィルターの換え置きがない場合は古いフィルターを取り出しサイズを確認してHome Depot などで購入することをお勧めします。
準備万端で、気持ちの良いNYの春~夏を迎えましょう。
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