ニューヨークは緯度では日本の青森あたりになるので、冬には東京などと違い気温が氷点下に下がることが度々あります。 そこで今回は郊外の戸建にお住まいの方が、冬を迎える前にしておくべきことの 幾つかをご紹介しましょう。
「水道管が破裂した」と言うことを耳にされたことがあるかと思いますが、これには2つの要因があります。
1)屋外にある水道管の水抜き忘れ。
屋外にある水撒き用水道管の水抜きを忘れると、外気温が零下に下がった時に凍結による水道管の破裂が起こります。10月の終わり頃、まず屋内側の水道管の栓を閉めてから屋外の蛇口の栓を開け水を出し切りましょう。スプリンクラーの設備がある場合は専門業者に依頼して水抜きをしてもらえば安心。
2)暖房の温度設定ミス。
冬には使用しない部屋や地下室なども常に最低華氏55度以上に保つことが大事です。また長期間留守にされる場合も、 必ず暖房を入れたままにしておくこと。 屋内の温度が一定期間零下に下がると、 高い確率で壁の中の水道管が凍結して、 破裂、そして部屋が水浸しという事態が発生します。
3)「樋の掃除」-雨樋に枯葉や小枝がたまっていると雨水が流れず、屋根からの雨もりや凍結して壁などに浸み込む原因になります。必ず冬前に樋掃除をしましょう。家主が依頼している庭師のサービスに含まれているかもしれないので確認し、もし含まれていない場合は素人では大変なので庭師に依頼することをお勧めします。
最後に、「雪対策」-ニューヨークは12月から3月頃まで雪が降るためシャベルをガレージに、除雪ブラシを車内に常備しておくことがポイント。また敷地内のサイドウォーク(歩道)は雪が止んでから24時間以内に住人が除雪することを街の法律で義務付けている場合が多いので要注意。凍結防止用塩はコンクリートを傷めないものを選びましょう。万一に備え、雪かき業者(Snow Removal Service)の電話番号も調べておけばなお安心です。
以上快適な冬を過ごすための豆知識でした。