冬時間もスタートし、長~いNYの冬の始まりです。この冬をトラブルなく快適に過ごすためには、いくつかの準備や注意が必要です。今回は以前にもお伝えしたポイントも含め、冬支度と題して冬の注意点をご紹介しましょう。
1) 暖房の温度設定
NY州が奨励している暖房の設定温度は65F (約18.5度)日本人的にはちょっと肌寒い温度ですが、光熱費を考えるとこの温度を基本に、必要に応じて温度を上げるのが良いでしょう。
またホリデーシーズンに旅行や一時帰国される方はくれぐれもサーモスタットのスイッチをOFF にせず ON のままにして、 お出かけください。OFF にして出かけると水道管が凍結、破裂して数日間は住めない上、大家さんから賠償を請求されることになります。
2) 外に出ている蛇口の凍結、破裂防止
まず外に出ている水道管の蛇口の家屋内 (地下室など) にある 元栓をしめます。そして外の蛇口を開けて中に残っている水を出し、水道栓を閉めます。これによって、元栓と蛇口の間に残っている水を出し切ることができ、凍結防止になります。 同時に庭の水撒き用に使用されたホースも、水道栓から外しておきましょう。
3)樋の掃除
雨樋に枯葉や小枝がたまっていると雨水が流れず、屋根からの雨もりや凍結して壁などに浸み込む原因になります。必ず冬前に樋掃除をしましょう。家主が依頼している庭師のサービスに含まれているかもしれないので確認し、もし含まれていない 場合は素人では大変なので、庭師に依頼することをお勧めし ます。
4)NYの冬は非常に乾燥するので、加湿器をご利用になる方も多いと思いますが、 必要以上に加湿しすぎると天井や壁などにカビが生えます。また窓にも結露が出来、 これもマメに拭かないと窓枠がカビになります。カビは一度 生やしてしまうと取るのが大変ですので、生やさないように するのが一番の対策です。またカビは退去時にダメージと認定され敷金から引かれる対象となりますので注意が必要です。
5)日本ではトイレのドアは締めておくのが一般的ですが、アメリカでは利用時以外は開けておきます。特に寒い冬にドアを閉めるとトイレ内の水道管が凍る場合がありますので、暖気がトイレまで行くようドアは開けておきましょう。
6)雪対策
NYでは一晩に10~20インチ (25~30センチ) 積もることも、稀ではありません。
家の周りに歩道がある場合は人が歩ける幅の雪かきが義務付けられており、テナント の責任となります。雪がやんだ後24時間以内に除雪しないと、違反チケットの対象になりますのでご注意下さい。雪のシーズン前に雪かき用シャベル、コンクリートを 傷めない溶雪用のカルシウム/塩などをガレージに、除雪ブラシを車内にご用意されることをお勧めいたします。
ウエストチェスターリダックくらぶ、下記ブログのリンクもご参考にしてください。
「水道管の凍結を防ぐ」1/16/2015 http://wp.me/p1JZBU-2hO
「除雪対策」1/17/2014 http://wp.me/p1JZBU-1O8