夫の赴任に伴い7月に家族でニューヨークに来たのですが、初めての環境で私も子供たちもとまどっていたところ、リダックくらぶ主催の「異文化子育て心理学講座」と言う講座が9月26日にあることを知り、思い切って参加してみました。
この講座の講師は、ママロネック在住の松村亜里先生(医学博士、臨床心理士)で、
参加者は8人ほどですが、和やかな雰囲気のなか参加者の皆様は真剣に聞いておられました。
まず最初は簡単な参加者の自己紹介や、お子様の年齢や学校環境 (日本人学校とか現地校等) の 紹介で始まり、先生からは異文化適応のプロセス、 カルチャーショックの時期やその症状、またコミュニケーションの違いや価値観の違いさらにカルチャーショックの予防法や対処法など実例をあげながらお話をされたので、とても分かりやすかったです。
文化の違いの中で、子供たちがそれぞれ違った速度で、異なった段階を経て適応して いくと言う事、また逆に帰国に際しても、母国再適応がより大変で大事な事も初めて 知りました。
言語もただ米語と日本語の違いだけではなく、コミュニケーションの違いがそこに存在していたり、価値観が理解できない時に カルチャーショックが起きることなど、非常に勉強になりました。
最後に30分間の質疑応答がありましたが、参加者皆さん各々が個人的問題をお話しされ、松村先生が丁寧にお答えされていてとても参考になりました。
講義もわかりやすく、また身近な実例を知る事が出来て気持ちが少し楽になりました。これからは子供に対する対処も、学校の先生に対する対処も変えて行けそうな気がします。
今回この講座に参加して本当に良かったと思いました。またこの様なすぐに役に立つ 講座を開催していただけると嬉しいです。
先週の「米語Watch」に間違いがあったことをお詫びし、訂正いたします。